株式会社Definer 企業プロフィール
背景
株式会社Definer(Definer Inc.)は、2021年6月に設立された日本のスタートアップ企業で、AIを活用した先進的なIT技術を基盤とするコンサルティングおよびプロダクト開発を行っています。同社は、「クラウドの真の力で、社会を次のステージへ」というビジョンのもと、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、社会全体の技術革新に貢献することを目指しています。
主要戦略的焦点
Definerは、以下の主要な戦略的焦点を掲げています:
- DevOps as a Service(DaaS)プラットフォームの提供:マルチクラウド環境におけるITインフラの自動構築、監視、構成可視化を実現する「PrismScaler」を開発・提供しています。これにより、企業のDX推進を加速させ、高速なアジャイル開発を支援しています。
- クラウドエンジニア特化型プラットフォームの展開:クラウドエンジニア向けの求人・スキル評価プラットフォーム「Archs Square」をリリースし、エンジニアと企業のマッチング精度向上を図っています。
- 防衛産業への参入:2024年の「第3回 防衛産業参入促進展」に出展し、防衛装備庁が主催する展示会で技術力をアピールしました。
財務および資金調達
Definerは、以下の資金調達を実施しています:
- シードラウンド(2022年5月):株式会社エンライズコーポレーション、SMBCベンチャーキャピタル、南青山FAS株式会社、複数のエンジェル投資家から総額6,450万円を調達しました。
- エンジェルラウンド(2021年8月):成功した起業家やグローバルIT企業のエグゼクティブから資金を調達しました。
これらの資金は、プロダクト開発、組織強化、マーケティング活動の推進に活用されています。
パイプライン開発
Definerの主要なプロダクト開発状況は以下の通りです:
- PrismScaler:マルチクラウド環境でのITインフラ自動化を実現するDaaSプラットフォーム。2022年1月からベータ版を一部顧客に提供開始し、現在も機能拡張と最適化を進めています。
- Archs Square:クラウドエンジニア向けの求人・スキル評価プラットフォーム。2022年11月にリリースされ、エンジニアと企業のマッチング精度向上に寄与しています。
- SANUS:上場企業や上場準備企業向けの内部統制およびガバナンス支援SaaS。2025年2月に特許を取得し、クラウド監査機能の強化を図っています。
技術プラットフォームとイノベーション
Definerは、以下の技術的特徴とイノベーションを有しています:
- マルチクラウド対応:AWS、Azure、GCPなど主要なクラウドサービスと連携し、企業の多様なニーズに対応しています。
- 自動化技術の活用:ITインフラの自動構築、監視、問題検知、構成可視化を実現することで、企業の開発効率と運用安定性を向上させています。
- AI技術の統合:AIを活用したITコンサルティングやプロダクト開発を行い、先進的なソリューションを提供しています。
リーダーシップチーム
Definerの主要な経営陣は以下の通りです:
- 代表取締役CEO/Founder 阪本健太郎:名古屋大学理学部数学科卒業後、外資系ITコンサルティング企業での経験を経て、2020年に独立。2021年6月にDefinerを設立し、IT業界の変革を目指しています。
- 顧問 高野秀敏:人材業界での豊富な経験を持ち、Definerの戦略的アドバイスを担当しています。
- 事業戦略アドバイザー 吾郷克洋:エンライズコーポレーション代表取締役としての経験を活かし、Definerの事業戦略を支援しています。